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¥800 (720) A5サイズ
増補改訂版にあたり
2005年6月に亡くなった木ノ内洋二さんを偲び、2009年3月に追悼展「詩人・木ノ内洋二展」を行いました。このとき手刷りの冊子『詩人・木ノ内洋二』を少部数作成しました。ゆかりの人々に差し上げ、若干は販売もしましたが、残部無くなってからも僅かながら復刊要望の声が絶えませんでした。
木ノ内洋二さんが亡くなって20年目となる今年、ふたたび追悼展「詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽展」を行い、あわせて冊子『詩人・木ノ内洋二』増補改訂版を作成することとなりました。
この増補改訂版には、新たに高橋孝次さん、佐々木恒治さん、ビショップ山田さん、三宅悟さんに御寄稿いただきました。木ノ内さんへの、そして小樽とあの時代への特別な思いを込められた御寄稿に、心より感謝申し上げます。
なお、初版の「編集後記」は削除しようと思ったのですが、この文学館の大きな礎であった木ノ内さんの「残念」に未だ十分に応えてはいない、その思いは継続中なので、あえてそのまま載せることとしました。
ただ、「編集後記」中に触れた文学館開館まもないころの事務室での写真、手探りで前例のほとんどないミュージアム作りに向かっていた皆の若さが初夏の光のなかに溢れるようなその写真が、今回改めて調べた木ノ内さんの遺品のなかにみつかりました。
初心、その熱をこそ大切にしてほしい、それが木ノ内さんからの20年目のメッセージだったのかと思います。
¥500(450)
日本近現代文学研究者であり、前・小樽文学館長であった亀井秀雄が、亡くなる4ヶ月前に入院した際に病床で記していたノートの完全翻刻版。
わずか2ヶ月の入院の間にB5判ノート約90ページに及ぶ文学論を執筆。人生最期の思索の跡が、明晰にたどれる記録となっています。
B5サイズ・106p
¥500
1998年4月。小笠原克責任編集。ほかでは読めない青年小林多喜二の素顔。全国から驚くほどのご支援をいただいた「多喜二の手紙を小樽に!」寄金のお礼として編んだ一冊。
2017年、再販。