小樽とゆかりの深い小説家、石原慎太郎(1932年9月30日〜)は終戦後まもにない十代の中頃、中学から高校にかけての4〜5年の間、画用紙に何枚ものエスキース(絵画下絵)を描いた。石原慎太郎氏は一時期学校に通わず、そうした絵画に打ち込んだ。小説を書き始める以前のそれらのエスキースは、石原氏自身そうした感受性のもっとも鋭感な時期にしか表現できなかった作品であり、たいへん愛着を感じている。
今回は今も大切に保管されている石原慎太郎氏「十代のエスキース」作品を展示し、あわせて文学作家デビューする前後20代初めの石原慎太郎氏の著書、創作に関連する資料などを展示する。
休館日:月曜日
入館料:一般300円、高校生・市内高齢者150円、中学生以下無料
主 催 市立小樽文学館(〒047-0031 小樽市色内1-9-5 tel.fax.0134-32-2388)