小樽文学館

企画展・特別展

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企画展「テレビとマンガにクギヅケだった。──シナリオライター・石山透と少年たちの60年代」

  小樽出身のシナリオ作家石山透(1927-1985「タイム・トラベラー」「新八犬伝」「プリンプリン物語」など)の初期の代表作「ふしぎな少年」(1961年4月3日から翌年3月31日までNHKで放送されたテレビドラマ。原作手塚治虫)関連の資料を展示する。
「ふしぎな少年」は、ふとしたことから、時間を止めるという超能力を身につけた少年の、奇妙な体験と冒険を描いたSFサスペンス。テレビドラマとしての企画が先行し、ほぼ同時期に手塚治虫のマンガが連載されるという異例の展開となった。時間や四次元という概念の科学的なアプローチも試みられた意欲的な作品で、特撮技術も未熟だった初期のテレビドラマであり、スタッフの苦心により数々の画期的な工夫もなされた。石山透としては、後の「タイム・トラベラー」「プリンプリン物語」につながるSFファンタジーであり、科学的知見に裏打ちされた手塚の繰り出すイメージに触発された作品でもある。
おもな展示資料は、「ふしぎな少年」第1回台本(石山透旧蔵)、手塚治虫原作マンガが連載された『少年クラブ』(1961年4月号-1962年12月号)など。2019年は手塚治虫(1928-1989)の没後30年に当たり、その代表作、および北海道にゆかりの深い作品「シュマリ」「火の山」に関連する資料などもあわせて展示する。

 

会期:2019年3月23日(土)~5月12日(日)

休館日:月曜日(4月29日・5月6日は開館)、5月7日(火)~10日(金)

入館料:無料(市立小樽文学館無料スペースにて展示)

協力:手塚プロダクション

後援:小樽文學舎

主 催 市立小樽文学館(〒047-0031 小樽市色内1-9-5 tel.fax.0134-32-2388)

 

関連事業

「ふしぎな少年」と手塚治虫 — テレビとマンガにおけるSF時代の夜明け
黒沢哲哉(著作家・編集者)

2019年4月13日(土)午後6時より
場所:文学館無料スペース
入場無料

企画展「守分寿男全仕事 『幻の町』・小樽・小林多喜二」

守分寿男(もりわけ・としお)は北海道放送(HBC)に所属していたテレビディレクター・プロデューサー。1934年大分県生まれ。9歳で北海道に渡り、砂川市に住む。小樽商科大学卒業後、HBC入社。「東芝日曜劇場」を中心に数々のテレビドラマを演出・プロデュースした。とくに脚本家・倉本聰と組んだ佳作をつぎつぎ制作し、なかでも小樽を舞台とした「幻の町」は、伝説的名作として語り継がれる。2008年5月に放映されたドキュメンタリー「いのちの記憶~小林多喜二・二十九年の人生」の構成・演出が、生涯最後の作品となった。2010年12月27日没。

文筆家としても優れた守分寿男の仕事を通し、貴重な初期北海道民放制作のドキュメンタリー・ドラマ関連資料から、北海道の独自性を追求するテレビマンらの苦闘を伝え、彼らが制作したドラマ・映像の価値を再評価する。

 

 

会期:2019年1月26日(土)~3月31日(日)

休館日:月曜日(2月11日は開館)2月12日・13日(火・水)、3月22日(金)

入館料:一般300円、高校生・市内高齢者150円、中学生以下無料

※2月9日(土)・2月10日(日)は午後7時まで開館
※身体障がい者手帳、精神障がい者福祉手帳、療育手帳をお持ちの方とその介助者は無料で御覧いただけます。

後 援 HBC北海道放送 / 小樽文學舎

協 力 ニセコ町・有島記念館

主 催 市立小樽文学館(〒047-0031 小樽市色内1-9-5 tel.fax.0134-32-2388)

関連事業

特別上映会「幻の町」(倉本聰脚本 守分寿男演出 HBC 北海道放送制作1976年2月8日放映)
講演「守分寿男の仕事、ドラマ『幻の町』など」長沼修(プロデューサー)

2019年3月9日(土)午後2時~
場所:文学館1階研究室
入場無料(定員80名)