小樽文学館

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特別展「山口昌男氏の、(仮設)書物の神話学」

開館時間:午前9時30分~午後5時 入場料:一般200円 小・中学生50円 特別展「山口昌夫氏の、(仮設)書物の神話学」 山口昌男氏は1931年北海道網走郡美幌町生まれ。生家は菓子屋。東京大学文学部卒、東京都立大大学院博士課程修了。アフリカで人類学的調査を重ねたのち、東京外国語大アジア・アフリカ言語文化研究所教授を務める。パリ大学、メキシコ大学等でも教壇に立つ。現在、札幌大学学長。ナイジェリア、インドネシアなどでのフィールドワーク(現地調査)から編み上げた「中心と周縁」、道化の役割に注目した「トリックスター」など、七○年代に「知」のキーワードと文化理論をひっさげて登場。「ニューアカデミズムの祖」とも呼ばれる。学際的研究が得意。 今回の展覧会は、山口昌男氏がこれまで世界各国から収集、読破してきた書物による山口文庫(札幌大学内に設置)から約3000冊の書籍を会期中小樽文学館内に設置し、「越境する文化人類学者」山口昌男氏にふさわしい、いたずら心と知的刺激にみちた「空想上の図書館」を実際に小樽文学館内に「仮設」しようというもの。書籍は、すべて会場内にて手に取り、閲覧可能。 この展覧会は会場の主材料となる巨大なゲタ箱など廃材の解体、組み立て、再び解体まで、のべ500人以上のボランティアが参加し、作業の合間にディスカッションを重ねながら、個々のアイディアを積極的に取り入れ、開催中も変容を続ける、生命のある展覧会となる。 ※会期中の10月28・29日(土・日)の両日、関連行事「(仮設)大古本屋」を開催。10月28日午後5時より、レベディッククレズマーバンドによるクレズマー(東欧のユダヤの民俗音楽)コンサート、小樽在住の興行師西浦實氏の「小樽演芸昔話」、西浦氏の司会で腹話術師「田北実とお笑いターボー」特別出演。トリが山口昌男氏の「仮説・仮設論」。秋山祐徳太子氏、その他ゲスト多数乱入予定。木戸銭500円お菓子と飲み物つき(主催・小樽文學舎) 29日は午後2時よりモンゴルの詩人バイ・フホムチさんの詩の朗唱、他。こちらは観覧無料です。 問い合わせ先: 市立小樽文学館 〒047-0031 小樽市色内1-9-5 担当学芸員:玉川 薫 tel.fax.0134-32-2388