小樽文学館

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企画展「名曲の楽しみ・吉田秀和展」

吉田秀和(1913年9月23日-)氏は、東京都中央区生まれ。日本を代表する音楽評論家、随筆家。理知的だが柔らかく美しい文体により多くの読者を得、クラシック音楽評論において先導的役割を果たしました。長く続けられている『朝日新聞』夕刊の『音楽展望』、NHK-FM放送の『名曲のたのしみ』により、クラシック音楽ファンの層を広く厚くすることに大きな貢献をしました。音楽のみならず、文学や美術など幅広い分野にわたる評論活動を続けています。 1975年、『吉田秀和全集』(2004年全24巻で完結)で第2回大佛次郎賞受賞。2006年、文化勲章受章。 小学校6年の秋、父の仕事の関係で一家で小樽に転居。小樽市中学校で2年生の時まで伊藤整に英文法と英作文を教わりました。同級生に古生物学者の井尻正二がいます。東京に戻り成城高等学校に入学後、古平出身の詩人、吉田一穂を知り、深い影響を受けました。 企画展では、吉田秀和氏の著書・関連資料や、文章・業績を紹介するパネルを展示、また氏の評論に関連するレコードコンサート等を行うことにより、優れた評論家の全体像を、ゆかりの深い小樽市民にもよく知っていただきます。

7月18日(月)「吉田秀和氏と音楽をたのしむ」 平成20年11月15日、鎌倉文学館で行われた吉田秀和氏のお話と名曲の数々を、貴重な記録映像で楽しんでいただく。 文学館1階研修室 無料