企画展「一原有徳・仕事」

開館時間：午前9時30分～午後5時　入場料：一般700円　小・中学生100円

企画展「一原有徳・仕事」

小樽美術館と共催。一原有徳は、18歳頃より俳句を作り始め、19歳で句誌『石楠』に投句しています。美術活動歴よりはるかに長い句歴があるわけです。また、登山家としても知られ、北海道の未踏峰の数々を踏破しました。その登山に材を得た随筆、そして「山岳小説」も高い評価を得ています。 今回の文学館の展示は、一原有徳のいわゆる文学面での業績を展示することになるわけですが、一原有徳の活動と思考は、美術、文学、登山、さらに一般的な意味での仕事ということも含め、区別することが無意味に思えるような、スケールの大きいものといえます。この考えにたち、「文学館的展示」にとらわれることなく、ある部分では一原有徳が勤務していた貯金局の事務室が再現され、ある部分では巨大な岩壁が出現し、そこに俳句や小説、そして、それらにもまして魅力的な、一原有徳の生の「喋り」が現れる、というような工夫をします。 問い合わせ先： 市立小樽文学館　〒047－0031　小樽市色内1－9－5 担当学芸員：玉川　薫　 tel.fax.0134-32-2388