小樽文学館

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韓国文学展

開館時間:午前9時30分~午後5時 入場料:一般600円 小・中学生50円

韓国文学展へようこそ
市立小樽文学館では、7月18日から9月7日まで「韓国文学展」を行なっています。その期間中、8月の9日と10日には、韓国の大学から4人、アメリカの大学から1人、研究者を招いて、「韓国文学と文化を知る」講演とシンポジュウムを行ないます。(会場は「小樽いなきたコミュニティセンター」小樽市稲穂5丁目10番1号、いなきたビル5階)
文学館がなぜこのように国際的な、学術的交流を企画したのか、不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

この交流は、2001年の末に「小樽文學舎」が、韓国の木浦大学校に、日本文学の研究資料として3300冊ほどの図書を寄贈したことから始まりました。

小樽文學舎は小樽文学館を支援して下さる市民団体ですが、そこに多くの市民から、文学館で役立てられるようにと、たくさんの図書が寄せられていました。文学館では必要な資料をいただいてきましたが、ただ寄せられた図書の中には、すでに文学館が持っている文学全集のセットが、何種類もありました。それらを韓国の大学で役立ててもらうのも、市民のお気持ちを生かす、一つの道ではないか。そう考え、文学館と文學舎とが相談して、送ることにしました。この事業に共感する市民から、さらに図書の寄付が続き、現在では木浦大学校のほか、東国大学校や祥明大学校にも、文学全集や研究書などを贈り、その数は1万冊に達しようとしています。

初めにお贈りした時、木浦大学校から総長と2人の先生が、小樽までお礼に見えました。木浦大学校では「小樽文學舎寄贈図書室」という特別室を設けた、ということです。その年の秋、今度は小樽の市民が、その図書室を見学に木浦大学校を訪ね、韓国文学についての講演をしてもらいました。こうして始まった交流が、今回の企画にまで発展したわけです。
初めての試みですので、何かと足らないところが多いと思います。お気づきのことがありましたら、お教えいただきたく存じます。

また、8月9日と10日の講演とシンポジュウムにもお出でくださるよう、お願いいたします。