小樽文学館

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生誕100年小林多喜二展

好評につき、会期延長しました。
開館時間:午前9時30分~午後5時 入場料:一般200円 小・中学生50円

生誕100年 小林多喜二展

生誕100年 小林多喜二展

生誕100年小林多喜二展の開催にあたって
小林多喜二は、1903年10月13日、秋田県下川沿村に生まれ、4歳のときに一家で小樽に移住、この街で成長し、学業を修め、作家として立ちました。プロレタリア文学の旗手と目され、1930年に上京、翌年、当時非合法であった日本共産党に入党、困難な地下生活を余儀なくされながらも旺盛に執筆活動を展開しましたが、1933年2月20日、築地署特高警察に逮捕、激しい拷問を受け、即日死去しました。29歳でした。
本年2003年は、小林多喜二生誕100年没後70年にあたります。
今年は、また当市立小樽文学館開館25年目にもあたります。開館以来、当館では、小樽出身の優れた作家の一人、小林多喜二に関連する資料の収集保存に努めてまいりました。本展では、その主だった資料の大半を、公開展示するものです。
なお、本展開催中も、小林多喜二の常設展示(常時観覧できるコーナー)は、従来通りのかたちでご覧いただきます。常設展示は、固定した展示ではありません。資料の新収蔵、保全のための交換、おりおりのテーマ設定などにより、しばしば一部、あるいは全体の模様替えもいたします。
一人の作家の資料全体のなかから、どのような資料を選んで常設展示としているのか、今回はその関係をも、ぜひご覧いただきたいと思います。