北海道新聞社記者であった小林金三(こばやし・きんぞう)氏が、小樽に赴任した1970年代初めに描いた小樽の町並みの素描や水彩画。文筆家の眼で描かれた町並みには小樽の歴史と庶民の暮らしが深く暖かい奥行きを与えている。小林金三氏自身のエッセイをそえた画文展。
○会 期 4月5日(土)~6月8日(日)
○入 館 料 一般300円・高校生/市内高齢者150円・小中学生無料
○後 援 小樽文學舎
小林金三氏略歴
大正12(1923)年、北海道三笠市生まれ。満洲国立建国大学経済学科2年修了。学徒出陣後、北海道新聞に入社し、論説主幹などを務めて83年退社。著書に「ベトナム日記」「木鶏の記」など。
小樽に赴任した昭和48(1973)年からの2年間、小樽の街のたたずまい、家並みに魅せられ、多くの素描、水彩画に描く。小樽を離れてからもたびたび小樽を訪れ、家並みを描き続けた。
平成20年、代表作100点を市立小樽文学館に寄贈。